毎年悩まされる「夏バテ」にご注意!今からできる対策法とは?

毎年夏になると、夏バテに悩まされる方も多いのではないでしょうか。近年は10月頃まで厳しい残暑が続くため、「たかが夏バテ」と侮ると、長期間体調が優れなかったり、熱中症のリスクが高まったりする可能性もあります。この記事では、そんな夏バテの原因と対策を詳しくご紹介しています。ぜひ今から役立てて、今年の夏を元気に乗り切りましょう。
夏バテとは?
「夏バテ」とは、夏の暑さによって自律神経(呼吸や体温調節などを自動的にコントロールする神経)のバランスが乱れ、心身にさまざまな不調が現れる状態を指します。具体的には、体がだるくやる気が出ない、食欲不振、頭痛、めまいや立ちくらみといった症状が出ます。
夏バテの主な原因
夏バテの主な原因は暑さですが、実は日頃の生活習慣が症状を増長させている可能性があります。例えば、以下のような生活を送っていませんか?
<こんな生活をしていませんか?>
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夏バテを引き起こす主な原因は、大きく分けて以下の4つです。
- 自律神経の乱れ(気温差・不規則な生活)
- 食欲不振による栄養不足(冷たいもの・さっぱりしたものばかり食べる)
- 汗による水分・ミネラル不足(ナトリウムやカリウム不足)
- 睡眠不足(エアコンを使用しない)
多くが生活習慣に直結していることが分かります。
今すぐできる夏バテ対策
ここでは、今日から取り組める夏バテ対策をご紹介します。
こまめな水分・ミネラル補給
のどが渇く前に、意識的に水分を摂りましょう。水だけでなく、スポーツドリンクなどでミネラルも同時に補給するのが効果的です。カフェインやアルコールの摂りすぎは利尿作用があるため、飲み過ぎは控えましょう。
ビタミンB1を取り入れる
ビタミンB1は糖質を代謝し、エネルギーに変える働きがあります。不足すると倦怠感、食欲不振などの症状が現れやすくなるため、ビタミンB1を含む食品を積極的に取り入れましょう。
ビタミンB群を含む食品:豚肉、ナッツ、大豆類、ほうれん草など
食事を工夫する
冷たいものばかり摂ると胃腸の機能が低下し、夏バテの原因になるため、温かいスープなども取り入れましょう。また、辛いものや、酸っぱいもの、スパイス(にんにく・しょうが)なども上手に取り入れて、食欲がわくような味付けにしてみましょう。
質の良い睡眠の確保
寝苦しい夜はエアコンや扇風機を適切に使い、室温を快適に保ちましょう。十分な睡眠は、疲労回復と自律神経の調整に不可欠です。
適度な運動と入浴
暑いと運動を敬遠しがちですが、軽いウォーキングやストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことは血行促進に繋がり、自律神経を整える助けになります。ただし、炎天下での激しい運動は避けましょう。また、シャワーだけで済まさずに、ぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、体の疲れを癒し、リラックス効果を高めることができます。
酷暑を元気に乗り切るために!
今年の夏を元気に過ごすには、日々のちょっとした生活習慣の工夫がとても大切です。今日からできる夏バテ対策を実践して、厳しい暑さを乗り切りましょう。